以前はほとんど聞くことがなかった言葉、「ゲリラ豪雨」という言葉を近年、よく聞くようになりました。冠水した道路で自動車が水没し動かない映像を見ます。最近の車はパワーウィンドウですので、電気装置が故障するとドアも窓も開かなくなります。
豪雨時は無理をせず、国土交通省の「重ねるハザードマップ」や気象庁の「浸水キキクル」などを活用し、危険を回避しましょう。
下記は水深ごとの自動車への不具合です。
★水深が床面を超えると・・・
吸気口やマフラーから浸水するとエンジンが停止し、再始動しなくなるおそれ
電気装置が損傷し、自動スライドドアやパワーウィンドウが動作しなくなるおそれ
★水深がドアの下端にかかると・・・
車外の水圧により内側からドアを開けることが困難になるおそれ
※内外の水圧差がなくなるまで浸水すると、内側からドアが開くようになる
★タイヤが完全に水没すると・・・
車外が浮いて移動が困難になるおそれ
★水深がドアの高さの半分を超えると・・・
内側からドアをほぼ開けられなくなるおそれ
脱出用ハンマー・シートベルトカッターは運転席から届く範囲に装備しましょう。